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ペットの健康管理health care

梅雨の季節に気をつけること

梅雨の長雨と高い湿度は、犬や猫たちには過ごしにくい季節です。急な夕立や雷の音におびえる動物もいます。

では梅雨時にはどんな点に気をつけたら良いでしょうか?

犬たちは梅雨時は雨のためにお散歩ができず、排泄と運動に困ることがあります。
特に神経質な柴犬などの日本犬や室内飼育犬では、散歩中でなければ排泄をしない子もいます。
そのために排尿を我慢して膀胱炎が起こってしまったり、食欲不振を引き起こし胃腸障害になったりする場合があります。
また大型犬や運動量の多い猟犬タイプの犬たちは、運動不足から攻撃的になったりもします。
さらに肥満が増悪して肝臓疾患や関節疾患が現われやすくなります。

梅雨の晴れ間には気温が急に上昇する日が何日かあります。
そんな時には、呼吸器に不安のある犬(パグやブルドッグなどの短頭種)や、心不全(心臓疾患)、犬フィラリア症の犬たちなどは症状が急速に悪化することがあります。

音や光に対して神経質な動物(ウサギ・日本犬・小型室内犬)は、雷や夕立におびえることがあります。
静かな環境を作ってあげたり、時には鎮静剤や精神安定剤による不安の解消が必要になることもあります。


猫たちでは呼吸器感染や下部尿路疾患(尿路閉鎖症)が急に増える時期でもあります。
外出できない環境や梅雨の初期の気温の低下が症状の悪化に拍車をかけていることもあります。
現在もしくは過去に排尿困難や血尿といった下部尿路疾患の症状があったり、この病気で治療・入院の経験のあるオス猫は特に注意しましょう。

また犬や猫たちでは、細菌性皮膚炎、ノミ・ダニによるアレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎といった皮膚疾患が悪化しやすい季節でもあります。皮膚の異常に気がついた場合には当院にご相談ください。



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