狂犬病という言葉をご存知ない方はほとんどいないと思います。
「恐水病」とも呼ばれ、昭和の中期までは日本でも発生した、神経を侵すほぼ
致死的な、極めて危険な感染症です。
ひところ新聞などで「今や日本に狂犬病はないのだから、狂犬病の予防注射はしなくても良いんじゃないか?」といった議論がされたことがあります。しかし近年には鳥インフルエンザが多発していますし、航空機や船舶による国際的な物流もさかんになっています。
簡単に近隣諸国から危険な病気が入ってくるものと想像されます。
幸いにもわが国の狂犬病予防体制は大変良く整っており、現在も維持されています。
私たちみんなの
健康と安全のためにも、必ず狂犬病予防接種を受けてください。
狂犬病ワクチンは毎年4月1日以降の実施となります。
生後91日(3ヶ月以上)の犬たちには注射が必要です。
4月〜6月頃およそ3ヶ月間にワクチンを受けられるとよろしいと思います。
当院での狂犬病ワクチン接種の際には市町村より郵送されたハガキをご持参くださると手続きが簡素化されます。

