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ペットの健康管理Health care

木枯らしが吹き始めたら・・・

以前は、11月に入りますと「文化の日」を境にして木枯らしが吹いたものでした。
それまで大変だった蚊やノミの発生もなくなったものでした。
しかし近頃では温暖化のせいでしょうか、用水路に近い住宅地や庭の池、さらには小さなバケツでも遅くまで蚊の発生があります。
気温が15度以下にならないと昆虫類の活動は停止しないそうです。
そんなことから、どうか犬フィラリア予防、ノミ・ダニの防除を最後までお忘れなく・・・。
最後の犬フィラリア症の予防薬の投与は、まったく蚊が見られなくなった後に終了するようにしてください。

ノミ・ダニの治療・予防は、暖かな室内飼育の動物が増えた現代では、冬の間も必要なときがあります。
特に夏の間外へ出かける猫のいるお宅では、冬の間もノミ・ダニの発生に注意しましょう。

また秋から冬にかけても動物たちの体は清潔にしてシャンプーにこころがけましょう。
夏に比べてやや間隔を空けて3週間から1ヶ月に一度くらいいたしましょう。
ただし皮膚疾患があって治療を必要とする場合やアトピー・アレルギー疾患を持っている患者さんは、頻繁なシャンプー療法が必要な時もあります。

その他の外皮に関することとしては、外耳炎(耳が匂う、分泌物がある)、爪の過長(フローリングなどで歩くときにカチャカチャ音がします。お年寄りの猫は爪とぎをしなくなって肉球に食い込むことがあります)、肛門腺の炎症(お尻を床に擦り付けたり、くるくると回ることがあります)にも気をつけましょう。

日差しの弱くなった冬の間は、日光浴や外気浴は皮膚の健康にとても役立つと思います。
お天気の良い日の午前9時から11時くらいまでのうち、およそ20分から30分間ほど外へ出してあげましょう。

冬の低温・乾燥は呼吸器疾患症やウイルス性の伝染性疾患の発生が高まる要因となります。
本格的な寒さが来る前にぜひとも予防接種(混合ワクチン)をしておきましょう。




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