3月号
あけましておめでとうございます

今回は、天気のよいお休みには、自宅でできる動物たちのシャンプーについてお話し致しましょう。

 さて、気温が上昇してきますと皮膚の新陳代謝が活発になります。特に犬達は散歩や野外で遊ぶ事の多い季節になります。体毛の汚れも目立ってきます。猫さんも砂遊びを楽しみにしています。またノミやダニの発生も盛んになってきます。シャンプーは皮膚病がある動物の治療にはもちろんの事ですが、動物たちの健康な皮膚の状態を保つためにもとても大切なのです。現在、当院では10種類ほどの薬用シャンプーが準備されています。例を挙げればキリが有りませんが、

1)硫黄系(脂漏体質・ダニ・疥癬)
2)タール系(脂漏体質・カビ性皮膚炎)
3)クロル・ヘキシジン系(細菌性皮膚炎)
4)ポピドン・ヨード系(細菌性・カビ性皮膚炎)
5)カモミール・オイル系(かゆみ・アレルギー性皮膚炎)
6)パーオキシベンゾイル系(ほとんどの皮膚炎・特に細菌・カビ・ダニ性皮膚炎)

等があります。20年ほど昔には「動物用・薬用シャンプー」といえば、強烈な匂いと緑色の鮮やかな硫黄系二硫化セレン「セリーン(
TM)・グリーンシャンプー」だけでした。現在では皮膚病治療学も格段の進歩を遂げました。そして「シャンプーによる治療法」が独立して語られるようになりました。

前述のようなシャンプーの使い分けをしますが、詳しくは診療の際に先生の指示に従ってください。

尚、リンス・コンディショナーの使用については、それぞれの病気や被毛の状態によって違いますので、これもお尋ねください。

最後に、乾燥はドライヤーを使ってもよろしいし、タオルによる丁寧な拭き上げもよいと思います。ただしかゆみのある場合は、少し低温で乾燥するとよいと思います。シャンプーのあとは、体力を消耗していますので、充分休養をさせてください。特に心臓疾患・老齢の動物には注意をしましょう。

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