3月号
あけましておめでとうございます
朝夕の涼しさも増して、爽やかな季節となりました

この季節には、呼吸器感染症がしばしば見受けられます。
特に犬たちでは咳が、猫たちではくしゃみが良く見られます。
咳をする、くしゃみが出る以外では、呼吸困難、分泌物の異常な産生。苦しそうな息遣いといった症状が来院の理由です。

呼吸器感染症と言うと、寒い冬に入ってからの病気と思われがちですが、体力の落ちた老齢動物や幼い動物たちでは、僅かな気候や環境の変化によって、呼吸器感染症などにかかりやすくなっているのです。

初めは「咳やくしゃみ」をする犬や猫たちを見て、「へえ、動物も風邪を引くんですね。」と、軽く見過ごしていても、何日も咳き込んだり、食欲がなくなってきたりしてきますと、放っておけなくなって、来院されることになります。また、あまりの咳のひどさに、「家族が夜眠られないから」と訴えて来られる方もみえます。



さて、診断や治療ですが、犬の咳の原因には呼吸器感染症以外に、フィラリア症やアレルギー性喘息症など、いくつか病気の区分が必要なことがあります。こういった病気の区別を「類症鑑別」とか、「鑑別診断」と言います。

猫のくしゃみの原因には、呼吸器感染症だけが原因ではないことがよくあります。歯牙疾患や後天性免疫不全症(猫のエイズ症)・猫白血病ウィルスが基礎疾患としてあり、病気を更に複雑にしている場合があります。

犬たち、猫たちのためには、できる限り詳しい検査や診断を受けて治療をしてあげる事が重要です。大切な動物たちの病気を重症化させないためにも、早めの受診をお薦めします

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