3月号
あけましておめでとうございます

11月になりました。秋も深まり、日によっては随分肌寒い日もあります。
人とともに暮す歴史が長かった犬や猫たちはその「伴侶化」ゆえに「野性」を失って人間の保護なしでは生きていけなくなりました。

今日は冬に向けての準備についてお話しいたしましょう。
以前なら11月に入りますと「文化の日」を境にして木枯しが吹き、それまで大変だった蚊やノミといった昆虫類も絶えて居なくなったものでした。近頃では、用水路に近い住宅地や庭の池、さらには小さなバケツでも遅くまで蚊の発生があります。

そんなことから、

1)どうか犬フィラリア予防を最後までお忘れなく。(平均気温が15℃以下で、蚊が見られなくなった後に「最終の投薬」をして終了します。)

2)ノミダニ退治予防は、暖かな室内飼育の動物、特に外へ出掛けるネコさんの居るお家では冬の間も注意しましょう。

3)また秋から冬にかけても動物たちの体は清潔に、シャンプーは3週間から1ヶ月に一度位致しましょう。(但し皮膚疾患で頻繁な治療の必要な患者さんはまた別です。)

(耳が匂う。分泌物が有る。)(床に降ろすと歩く時にカチャカチャ音がします。お年寄りのネコは爪とぎをしなくなる傾向が有ります。)肛門腺(お尻を床に擦り着ける。くるくると回る。)の手入れも忘れずに。

また日光浴、外気浴は皮膚の健康にとても役立ちます。お天気の良い日の午前9時から11時ぐらいまでのうち30分ほどでよろしいから外へ出してあげましょう。


次には、冬の低温と乾燥です。これらは呼吸器感染症・伝染性疾患の発生要因です。

4)本格的な寒さが来る前に予防接種(混合ワクチン)を致しましょう。

極度な寒さは歳が明けて一月に入ってからと思いますが

5)保温と加湿、できれば空気清浄機があると良いと思います。

6)「今年になってチョッと気になっていること」があれば早めに解決しましょう。

例えば
  1.小さな腫瘤(こぶ)がある。(乳腺、睾丸、首、耳介など)

  2.天然孔に分泌物や出血がある。

  3.排尿や排便時に僅かな出血がある。

  4.時折り吐き気が有る。

  5.少しだけ痩せた、太った。

  6.1度だけ以前に倒れた。ひきつけた。

  7.多飲(よく水を飲む)。
    多尿(尿が多い・頻繁にする)がある。

  8.夜半または運動時にだけ咳のようなしぐさをする。

  9.口が少し臭い、歯が抜けた。

  10.運動時の跛(は)行(びッこを引く)や、早朝の運動が出来なくなった。

 などです。どれも見つけた時には早めの対処が肝心です。多くの疾患はその原因が複雑なこともあり検査が必要な時が有ります。

病気を怖がったりためらったりせずに遠慮なく私たちにご相談下さい。きっと解決のお役に立てると思います。

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