3月号
あけましておめでとうございます

梅雨が明けました。梅雨明けから二十日間は、一年で最も暑い日々が続きます。昔は「大祓い」といって水辺で禊をしたり、「ものいみ」をして野外の活動を控えたそうです。体力の消耗を避けて静かに暮すように心掛けていました。こうした古代人の知恵は現代の私たちにも、また動物達にも当てはまることではないでしょうか?
夏休みだからといって犬たちに急に激しい運動させたり、炎天下にシャンプーをしたり、動物を車の中に放置したりといった事は思わぬ事故につながります。
また食事の注意、生活環境の整備などの、「夏の健康管理」をおろそかにしてはいけません。

<食事の注意>
朝夕の食事時間は外気温の低い時間(朝なら6ー8時・夕方は7時以降)に与えましょう。また腐敗の心配の有る水分の多い物は1ー2時間で引き上げるようにしましょう。新鮮な水を十分に与えましょう。
また夏は食事の偏りがちな「ウサギや小鳥たち」に、新鮮な果物や野菜を与え始めるよいチャンスでも有ります。但し鳥たちに『アボガド』は与えないで下さい、毒物です。
犬・猫たちの塩分補給は、ドッグフード・キャットフード中心であれば必要ありません。家庭食の場合もほとんど必要ありません。むしろ心臓病の場合は塩分制限が必要です。ウサギ・小鳥では「塩土」を購入されてケージに入れておきましょう。


<生活環境の注意>
室内でも閉め切った部屋では40度から50度にもなる場合があります。特に短頭犬(パグ・シーズー・フレンチブルドッグ・ポメラニアンなど)では呼吸困難になる事が有ります。換気不足や湿度の高い部屋は危険ですので注意しましょう。
また、ウサギや小鳥を飼って見える方は別の注意が必要です。-ジで動物を飼育なさっている場合、(特に受け皿の深い場合)排泄物による敷物やスノコの汚れが、アンモニアや有害ガスの発生を惹き起こします。汚れた空気は多くの病気を誘発します。

これから秋までの1-2カ月間、特に老齢動物は体力の消耗を避けた静かな生活に心掛けてください。

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